マサチューセッツ聖霊工科大学で聖霊工学の博士号を取得した天才科学者、華明芳博士の個人的な理想を追求して開発された「超汎用型ヒューマノイド・美凰」。
大気中のエーテルを吸入して動力に変換する「聖霊内燃機関」という明芳博士の世紀の大発明を搭載している。人格形成プログラムによる性格は「真面目で穏やか、いつでも冷静」。博士に言わせれば「笑顔が足りない」。
開発費の出資は軍部だが、軍事利用を嫌う博士はその姿勢を徹底している。中国四千年の全ての料理を習得し、中国拳法も会得。私生活がものぐさな博士の身の回りの世話をするのが美凰は楽しい。

ペトラが日本に設立した西欧聖霊庁ローゼンベルク支部に明芳博士が聖霊技術顧問として招致され、美凰も同行する。日本各地に出現した次元の歪みと、暗躍するドレクスラー機関の追跡任務にあたる。