小犬丸一族は、古くは犬と人の姿を合わせた物の怪だが、現在では耳と尻尾を残す程度で人と変わりはない。
普段は一般大衆に紛れるために耳も尻尾も隠しているが、本気になるとこれが出現する。人里を離れた山奥の隠れ里で、小犬丸一族は一族全体を家族と考えて日々の暮らしを営んでいる。豊かな自然に囲まれて、小犬丸忍術の修行に勤しみ、このははすくすくと育った。
一族は千年守(ちとせのかみ)こと朱鷺宮神依に代々従者を輩出しており、今回はこのはが選ばれた。幼い頃から憧れだった神依のそばにいられて、毎日が嬉しくて楽しい。神依に対しては特に人なつっこい性格で甘え上手。

日本各地に出現した次元の歪みへの対処、という任務を神依と同じく日本聖霊庁から依頼される。最近、神依が何か思いつめた様子でいることが多いので、ここは自分ががんばらねば、と思い奮闘する。つもり。